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   日程 牡蠣の水揚げ収穫作業 田舎へ行こう(あゆこエッセイ) 感想

田舎へ行こう(あゆこエッセイ)

1泊だけだったのに。 なんて、濃い週末だったんだろう。

光景や瞬間が
パチリ、パチリと私の心に残っています。

毎度のようにデジカメを持っていったのに、メモリカードが入っていませんでした。

能登穴水の農家であり、牡蠣の養殖をする田舎のお宅にお世話になりました。
9人で行ったので泊まるところは、近くの閉校した小学校が宿泊施設になったところです。
田舎のお宅を拠点に、海へ。寝る時だけ宿に戻ります。
そのお宅で朝ごはん、昼ごはん、BBQを頂きます。
庭先で、牡蠣の収穫作業を教えていただき、9人みんなで分担作業をしました。
お父さんとお母さんと、2人の息子さんがまるで親戚を迎えるように、私たちにウェルカムな眼差しなのです。 行く前に送った名簿を見て、
お父さんとお母さんは、一人ひとりの名前を覚えて「あなたが、岡本さんね」「あなたが中村さんね」と声をかけてくれます。

9人中、半分が初参加。

名簿を見て「初参加の岡本さんは、どんな人なんだろう」「中村さんは、どんな人なんだろう」と楽しみにしててくれたんだなぁ、と思えるような感じなのです。

「親切」と「楽しさ」この2つに包まれたような2日間でした。

お母さんは、表にはあまり出てきません。
いつも台所にいて私たちの食事の仕度をしてくれます。
大勢の食事の準備、後片付けは大変な仕事です。

2日目に、さっき捕ってきたナマコの調理を台所でしているので、牡蠣殻作業を終え、フラリと見に行きました。

そしたらお母さんが私の足音を聞いて、背中で
「あー、やっぱり、あゆちゃんだと思ったのよ。いつ来るかな、いつ来るかなって思ってたの。やっと来たわ」って。

どうやら初参加の人は、なかなか台所にまで来ようとはせず、慣れるにしたがって、じょじょに台所に入ってくるようになるらしいのです。 台所と言っても、20畳くらいの広さ。
たくさんの人が集まるのですが初めてお伺いする家の台所に入るなんて
当然、遠慮がちになります。

お父さんとお母さんは、常に快い目で私たちに接してくれます。
「いつでも来てね」「また来てね!」
前に来た子が来なくなると、どうしたかな?と思うんだそうです。

そういう気持ちの良いお母さんが調理する、お父さんが作ったお米や野菜などをみんなで食べます。

食事は体や心を作る基本です。

心のこもったごはんのお陰で 2日間、わきあいあいと、仲良く楽しく過ごせたんじゃないかなあと。

下は24歳〜47歳まで。
ほぼみんな初めて会う同士なのに一緒に牡蠣収穫作業をするうちに、作業の分担が出来てきたり、人の性格の把握がされます。

東京にいたらこういう視点で初対面の人のことを考えません。

いつもは仕事中心で、自分のことをよく知っている人間関係の中にいます。

職業や年齢、住んでいる場所や所属しているコミュニティ。

知らない人同士で長靴を履いたり、冷たい水で殻を洗ったり海を見たり、掃除をしたり、後片付けをしたり泥のしぶきが顔に飛び散ったままで笑い合ったり手や髪も磯の匂いで汚れていたり。

ガレージの中に作ったBBQを囲んで、板を並べて作った椅子に座り一升瓶を継ぎあって。

仕事の話もしないし、日常の人間関係も知らない人同士なので、いったい何を話して、あれほど楽しんでいたんだろう?

しっかり、その人の雰囲気をキャッチしているのです。

たぶん、東京の空の下で会ったとしたら
もっと別の視点で、その人を見たんだろうと思います。

私が日常、囚われていたり、欲したりしているもの。
それは
本当は
私に幸せをくれるものでは、なかったんじゃないか。

実際に幸福感や充実感を、感じるものと全く違うものを 無くさないように努力してるんじゃないか。

だから
欲しいものを手に入れた、けど、幸せを感じない?
なりたいものに近づいた、でも、満足感がない?
求めることや、夢みることを、してみても、幸せには、なれないから
自信喪失、自暴自棄。なにをしたらいいのか、分からない。

お母さんは
「ここは田舎のど真ん中」と言います。

田舎時間の田舎へ行こう

田舎のど真ん中に、遠い親戚が出来た、という感じです。

あ〜明日から月曜日の銀座です。
夢から覚めた。

普段、気がつかないくらいの心の疲れをあたためて軽くしてくれた感じ、これが「癒し」かなぁ。

海外の高級リゾートやエステで過ごす、
田舎のど真ん中で過ごす、
実際に充実感を感じるのは、どっちだったでしょう?
心を暖めてくれる部分が違います。

NPO法人田舎時間は、ボランティアをするというのではなく
ボランティアもらってるって感じ。
行く側と来る側が両方とも好意と謙虚と感謝でまわってて。

これほど良いバランスを運営する井上さんはすごいなぁと。
誰もが気持ちよーくいられるのは、きっと井上さんの努力とたれ目のおかげでしょう。

春は田植え、夏は祭り、秋は稲刈り、冬は牡蠣。

これから牡蠣とお米は、お父さんとお母さんに送ってもらえます。

大好きな人が作ってくれたお米を食べる、これからの食事は
幸せな時間が、私の体と心を作ります。



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